ウエットとローカリズム

ウエットスーツって、自分の出入りしているサーフショップが扱っているブランドのものを着るのが普通。

出入りしているサーフショップがない人は、ブランドを気にせず着てる人がいるけど。

俺は千葉の志田下にあるサーフショップ「Ｅｄｄｉｅ’ｓ」が取り扱ってるオーシャンサプライズ社製の「ウェブウォーリアーズ」と「ロックホッパー」を着てる。このウエットはウッシーのスポンサーでもあり、もちろん彼もこれを着ている。

Ｅｄｄｉｅ’ｓの前のポイントは半分以上の人がこのウエットを着てる。

だから、今さら、ちがうメーカーのウエットって着られないわけ。

別に違うの着てるからって何を言われるわけじゃないけど、なんとなく気になる。

みんな口では言わないにしても、もし違うウエット着てたら、こころの中で「あれ、あいつ違うウエット着てる」って思うとおもう。

サーフショップに出入りしている人とかチームとか、特定のポイントとかって、使ってるウエットのメーカーとサーフボードのメーカーで、なんかこう仲間意識っていうか、悪い言い方すると「差別」っていうか、なんかそういう雰囲気ってあるんだよね。

これって、日本だけにかぎった話じゃなくって、ハワイでも、このポイントはこれとこれのボードメーカーの板を使ってる奴らが多いから気をつけな。

みたいな話はあった。別のボードの板で入ろうとするとローカルに、よそ者はここに入るな、みたいな嫌がらせを受けたりとか。

俺もこんな経験は何十回としてきた。

こころが狭いな、って思うかもしれないけど、外部の人がたくさん入ると、ルールやマナーが乱れること多いんだよね。

「ポイントが荒れる」とかいう表現するけど、実際、不特定多数の人たちが多く入るところは、事故が多くなったりもするし。でも、海ってみんなのものだし。

難しい問題だよね