A2 SURF BLOG

日本と日本語が大好きな波乗り人

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チリの地震で思い出すハワイ

a2は学生のころに約4年間ハワイに住んでました。(知ってるよね)


ハワイという異国に住んでみて、驚いたことや感心したこととかいろいろ経験してきたが、
ハワイの人にとっては、「TSUNAMI」という言葉が、子供から大人までだれもが知っている一般的な言葉であることに驚いた記憶がある。


ハワイは歴史的に「津波」による大きな被害を何度も受けたことがある歴史を持っているからなのです。


ざっと近年のをあげると


1945年 アリューシャン地震による津波 ハワイの死者173名


1957年 アリューシャン地震による津波 死者多数


1960年 チリ沖地震による津波  死者多数


ハワイ島のヒロには、「太平洋津波博物館」があるし、ハワイの学校では必ず授業で津波のことを取り上げます。
もちろん、年配の人たちは、今でもことあるごとに語り継いでいるのです。


当時お世話になったハワイ大学の先生夫婦が、1960年当時ハワイ島のヒロに住んでいて、津波警報で、山の上に避難して、街を津波が飲み込む風景を見た話をしてくれたことを今でも思い出す。


何を隠そう、じつは、a2もハワイにいる時に津波警報による避難体験があるんです。もう24年前になります。

確か週末だった記憶があるけど、朝からアラモアナショッピングセンターにいたら。

急に館内放送とサイレンで

「南米あたりで地震があった、ハワイには午後1時ごろに3mクラスの津波が来る。」

「店舗はすべて閉鎖します。みなさんも避難してください。」

っていうものだった。

店はつぎから次へとシャッターを閉めるし、従業員とかは、みんな走るように帰るし。びっくりした。

俺も、駐車場に停めてあった車に乗って、ラジオを付けたら、全チャンネルで「津波がくる3階以上の建物か、高台に避難してください。」と何度も何度も放送していた。


問題はそこからだったんだけど、車が駐車場から全然出られない、なんでかっていうと、みんながいっせいに外に出ようとしてるから、出口が大渋滞になっちゃってる。さらに、外の一般道路も、高い所に移動しようとする人たちで、道という道に車があふれかえっちゃって、まったく車が動かない!
クラクションはなるわ、あっちこっちで人が怒鳴ってるわ、何かみんなパニくってて、なんかの映画のワンシーン見たいな感じ。


かたや。。。そんな風景や、津波を一目見ようと、建物の屋上、マンションのベランダ、高台の広場には、キャンプ用のいすやBBQの用意をした人たちがごった返してたりとかして、なんか、アメリカっぽいなぁ、なんて思ったりもした。


いつもなら、15分くらいで帰れる、自分の住んでたマンションに、2時間近くもかかってようやく到着。


テレビでは各地の状況を生放送してて、街の様子や、人々の様子とか、レポーターが高台から実況してたりと。すごい騒ぎ。


。。。。。。。でも結局、津波はこなかった。


いったい、あの騒ぎのなんだったんだ。と思った。


Pacific Tsunami Museum(太平洋津波博物館:ハワイ島ヒロ)
http://www.tsunami.org/





今回のチリ沖の地震でも、ハワイ全土が相当なパニック状態になったろうことは、私自身も経験したことなので、すぐに想像がついたし。


ハワイに住んでる人たちのブログとかを見ても、やっぱり、すごい騒ぎだったことがわかった。


フォトグラファー木本さんのブログ(高台に集まる人たちの写真がある)
http://www.go-naminori.com/kin/index.php?day=20100228

カービー福永(プロサーファー)24年前の体験もちょっと話している
http://www.go-naminori.com/kirby/index.php?d=20100228


ハワイフラ生活(ハワイ在住の方)
http://hilohawaii.blog87.fc2.com/blog-entry-556.html


ハワイだよりりんりん日記(ハワイ在住の方)
http://plaza.rakuten.co.jp/kenikes721/



ハワイは太平洋のど真ん中に位置してて、環太平洋プレートの真ん中にあるわけだから、日本以上に津波の影響を受けるんだよね。




日本人にはとても身近なハワイ。旅行とかで行った時には、そんなハワイの津波の歴史も勉強してみてはいかがでしょうか。


a2