A2 SURF BLOG

日本と日本語が大好きな波乗り人

大好きな日本の食・旅・文化なんちゃってブログ

車のキーを落とす、が!奇跡が(その3)

前回までのあらすじ。。。。。は省略


最悪だなぁ。と思いつつ、一つだけちょっと助かったと思う部分があった。
実は、今回停めた駐車場、15分で200円とお高い料金設定なのだが
(都心じゃ当たり前の値段。)
最近近くに大型100Pが2つできたことで競争が激化したためか、価格の上限設定をするようになっていた。「キャンペーン!24時間!最大料金上限1400円!」
管理人の人にも確認したが、私が駐車したのが午後の3時。ということでこのまま停めていたとしても、翌日の3時までは1400円しか払わなくていい、ということなのだ。
これは、おサイフにも精神的にかなり助かった。
ただ、翌日の3時を過ぎたら、あとは15分単位で200円が上限なく加算されていく、ということも管理人が言っていた。
「最悪でも、明日の3時までにはなんとしても車をここから出さねば!」ということなのだ。




駐車場の近くのカフェでホットコーヒーを飲みながら、JAFからの電話連絡を待つ。


寒い外で長い時間電話をしていたので、手が氷のように冷たくなっていて、温かいコーヒーのマグカップがどれほどありがたく感じたことか。


30分ちょっと過ぎたころ、登録していない見知らぬ番号からの電話が来た。

男性の声「もしもし、JAFロードサービスの○○○と申します。A2さまの携帯電話でよろしいでしょうか?今駐車場の前に着きましたが、どちらにいらっしゃいますか?」


近くにいるので今そちらに行きます。と伝えすぐに店を出た。

駐車場の外にJAFのレッカー車とJAFのRV車合計2台がハザードを付けて停まっている。
(2台できてくれていた)

車の横に、JAFのユニフォームを着た30代くらいの男性と50代くらいの男性がいたので近寄って声をかける。

さっそく、駐車場の7階へ。



7階に上がるエレベーターの中で年配の方のJAFの人と話をする。

JAF年配「とりあえず、駐車場の1階まで車をおろすことさえできれば、そこからレッカーで近くの日産のディラーなり自宅なりに輸送することはできます。」

A2「そうですよね。でもエンジンがかからないことには。」

若い方のJAFの人も口を開く

JAF若い方「エンジンがかからなくても、ハンドルロックが解除できてニュートラルにさえ入れば、人が押しながら下に持っていけるはずです。なので、もしかしたら人手がいると思って2人で来ました。」

(なるほど、それでわざわざ2人で来てくれたんだ。)



車のところに到着。とりあえず、早速ドア開け作業にかかる。

若い方のJAFの人が、まがった針金みたいな工具を何本かカギ穴に刺して、ライトで照らしながら、カリカリと作業を始める。

。。。5分経過(あれ、そんな簡単に開かないのか?)

。。。10分経過(まさか、ムリですとかないよね。。)

。。。15分経過(寒い!ちょっとイライラ)

結構、苦戦している(ように見えた)
若いJAFの人、時たま作業しながら首をかしげるしぐさもする。

もう一人の年配のJAFの人も心配顔で覗き込む、

JAF年配「どうだ?大丈夫か?」

JAF若い方「大丈夫です、いけます」

と、言うか言わないかくらいで、「ガシャ!」とロックが解除される音が。

A2「開いた!」(ドアを開けるのに20分弱かかった)



JAF年配が運転席に乗り込み、ハンドルロックのかかり具合やニュートラルに入らないか確認している。

JAF「んー、やっぱりこれだと、車を1階まで移動するのは無理っぽいですね。ダミーでもカギを作って、鍵穴に刺して、ハンドルロックだけでも解除しないとだめです。」

その後も、あーでもないこーでもないといろいろな可能性を話して、そして、結論は。

JAF「明日の午後3時まで料金が一定なら、今日はこのまま駐車したままにして、明日の
午前中にディーラーに電話してみて、そこで、スペアーのキーがすく用意できないか、
もしくは、最悪ハンドルロックの解除ができないか聞いてみて、その結果でまたその時
判断しましょう。ディーラーだったら、同じような事例があるはずですし、何か方法がかもしれません。」

A2「そうですねわかりました。」

JAF「念のため本部に電話して、明日午後2時から3時くらいに2人の人員を確保しておくように言っておきます。私たちが来れるかわかりませんが、違う人でも状況が分かるようにしておきます。
ディーラーの方々だけで解決できれば問題ないですが。もし必要ない時はその時電話いただければ結構ですから。」

A2「あ、それはありがとうございます。」(本当に親切な人たちだ、と思った)

JAF「警備の人がいますが、一応、貴重品や車検証は持って帰った方がいいですよ。盗難にあうかもしれませし、ディーラーから車体番号やその他を聞かれる可能性もありますし。」

A2「そうですね。そうします。」(さすがプロ!と思った)

JAF「もし、ディーラーさんがロック解除できなくて、カギの用意も日にちがかかるのであれば、ハンドルロックだけでも解除できるような鍵をつくる専門家がいるので、2万円くらいかかるかもしれませんが、ご紹介します。でも、それは最終手段ですね。」

警備の人に全部の事情を説明して、今日は一晩車を停める話もした。


JAFの人たちは長い間嫌な顔ひとつせず、本当に親身になっていろいろ対応してくれた。

会員になっているというのもあるが、この日は1円も料金が発生しなかった。ありがたい。

深々とお礼を言って、JAFの人たちと別れ、一人電車に乗って帰宅の途についた。


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ああーー今日は放送を延長しておおくりしてまいりましたがぁ!
最後まで、お伝えすることができなくなりました。ごめんなさい!


次回は「車のキーを落とす、が!奇跡が(最終回)」をお送りします。


おたのしみに!!