車のキーを落とすが、奇跡が!最終回
何人かの方々から、「おーい!いつ終わるんだ!」
とか「だから、車はどうなったんだ!」
とか「気になってしかたないじゃないか!」という暖かい励ましの数々をいただきました(^o^)/
週末休んじゃってすいません(笑)別にじらしているわけではないんですよ〜(^O^)
それではお待たせしました
今回は時間内に終了できなくても、放送時間を延長して最後までお伝えします!(笑)
(リックアストリーのNever Gonnea Give you Upを聞きながら書いてます。)
次の日、
朝から車のことで頭がイッパイ、ディーラーが店を開ける10時が待ちきれず、9時50分に電話をしてみる。
すると、たまたまうちの担当の営業のNさん(女性)が電話に出た。
A2「Nさんですか?A2です。こんにちは!」
Nさん「あー、A2さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
A2「こちらこそよろしくお願いします。それより新年そうそうやらかしちゃったんですよ〜!」
Nさん「え、どうかされましたか?」
昨日の出来事を全部詳細に説明をした。
A2「(省略)なので、なんとか今日の午後3時までに車を駐車場から出したいんですが方法ありませんか?」
Nさん「そうですかーわかりました。とりあえず、上司とメカニックに状況を説明して、折り返し電話します。」
ということになった。
約1時間後。携帯にNさんから電話が入る。
Nさん「午後の2時にメカニックが現地に行く、と言っております。A2さんも現地に行けますか?」
A2「現地に行きます。メカニックの人にこの携帯の番号を伝えておいてください。」
Nさんに「ドアのロックを開けてハンドルロック解除やニュートラルにできるの?」と聞いたが、とりあえずメカニックが行って見てみないことには何とも言えない、との回答だった。
1時30分ごろ現地に向かう電車の中にいた、仕事の関係で少し遅れ気味になってた。
携帯のバイブが鳴る、電話を取る前からディーラーの人だとわかった。
電話の男「日産○○の○○店○○と申します。ちょっと早いですが、すでに現地に着いてお車のところにいます、A2さんは?」
A2「すいません、そちらに着くのが、あと20分くらいかかってしまいます。」
電話の男「わかりました。今から作業させていただいてよろしいですか?」
A2「はい、よろしくお願いします。」
電車の中だったので、手のひらで携帯を覆いながら小声で話をした。
電車を降りて駐車場までは5分くらい歩くが小走りで行った。
午後2時ちょうど駐車場についた。
駐車場7階の車のところに行くと、スーツにコートを着た50代くらいのいかにも営業っぽい男性と20代後半くらい背中に「Nissan」と書いてある上下作業を着た間違いなくメカニックとわかる男性がいた。
営業っぽい方の男性が、細い針金のような工具を車のドアの鍵穴に入れて、中をカリカリ引っかくように作業している。ロックされたドアを開けようとしてる。
どうやら、メカニックの方はドアを開ける技術はないようだ、ただ年配の男性のやることを横でじっとみているだけ。
「どうもすいません、A2です。」とちょっと小声で挨拶した。
男性2人は、あーどーも、って感じの対応。今作業に集中してますから、のような雰囲気をかもし出している。
そんな簡単な挨拶(?)だけで、手を止めずドアを開ける作業を続ける年配の男性。
だが、2、3分も様子を見ないうちに、なんとなく違和感を感じた。
素人の私が見ても、この年配の男性、ロックされたドアを開ける経験が豊富だとは思えなかったからだ。
昨日JAFの人がドアを開けるときは、L字型の細長い針金のような工具を鍵穴に何本か刺して、小さなライトで鍵穴を照らして鍵穴の中を見ながら作業をしていた。
この年配の営業マンらしき男性は、一本の針金のような工具だけを、鍵穴に入れたり出したり、をただひたすら繰り返しているだけなのだ。だれが見てもプロっぽくない。鍵穴の中を見てもいない。
静まり返った駐車場に、鍵穴から出し入れする、ガリガリ、ガリガリという音だけが響きわたる。
私がこの駐車場に到着する約20分前から作業をしているはずなのに、まだ開かないのか?と思いながらも、
でも、わざわざ2人でここまで来てくれたんだから、と思いながら、私もじっと作業を見守った。
10分が経過。何も起こらず。ただひたすら、ガリガリ、ガリガリ。
さらに10分経過
さらに20分経過
。。。。私がこの駐車場に到着してすでに40分が過ぎようとしている。作業を始めて1時間はかかっているはず。
時間はもう課金が始まる午後3時(正確には15時18分だった)が迫ってきている。
勇気を持って、口を開いた。
A2「あのーーーー。もし、よろしければ、JAFを呼びましょうか、昨日も呼んだんですが、長くても10分15分くらいでドア開けてくれるはずなので。」
すると、年配の男性、今までとめていなかった手を止めて、こちらを見て照れくさそうに
年配男性「あ、そうしていただけますか(笑)ちょっと開きそうもないです(^^;」
おおーーーいい!!開きそうもないなら早くそーーーいえ!!!こんなに長くまって時間の無駄じゃねーーかー!!
と、心の中で叫びながら、
すぐ、携帯でJAFに電話した。
昨日も頼んだが、ドアのカギを開けてほしい旨JAFに伝えると、予想もしない返事が返ってきた
JAFの人「今日は、緊急出動が非常に多く、2時間以内にそちらに行ける人間がいるかどうか、今からちょっと探しますが。。。。。もしかしたら夜になってしまう可能性もあります。」
ガーーーン!(*_*)そそそんなぁーー。
2時くらいに予約してなかったですか?と聞いたのだが、そのような問い合わせがある可能性があります、くらいのメモ書き程度の記録で、しかも、2時をだいぶ過ぎているし、今日は緊急出動が多く、そちらが優先されしまった。
との話。。。。。トホホホホ。
5分後に折り返しJAFから電話があったが、やっぱりこっちに来れる人間がつかまらない、そのままお待ちいただけますか。とのこと。。。。。。
あーー、あ。オワタ(>_<)
と思った。
でも、もう、瞬間的に開き直って、
まあ、いいや、駐車場代くらい、何十万になるわけじゃないんだし(たぶん)。と気持ちを納得させていた。
日産のお二方が、「どう、でしたか?」と。
A2「今日はJAFが忙しすぎて、ここに来る時間がまだわからない状態です。とりあえず、返事まちです。」
日産の2人「。。。。。。そうですかぁ。」
なんとなく重苦しい空気がただよった。。。。。
年配の方「まあ、だめもとで作業つづけますね。」とまたカリカリ作業を再開させた。
(その作業無駄だよな、とは思った。。。)
5分くらい時間がたっただろうか。。。もちろん、ドアは開かない。
その時。背中の方から男性の声が聞こえた、
「そこ停められない?」
振り返ると、軽のワンボックスに乗って7階まで上がってきたおじさんが助手席のマドを開けて、こちらに向かって話しかけてきた。
ワンボックス軽のおじさん「その場所停めちゃだめ?」
私たち3人のいる場所を指刺した。
私の車の横には1台分車を止められるスペースがある、私たち3人がそこに立ってるから、そこに停めたい、と言ってきているのだ。
よく見ると、知らぬ間に、ほかのスペースは車がいっぱいで、7階はこのスペースしか開いてないことに気がついた。
A2「すいません、この車のカギをなくしちゃって、今開けてもらってるんですが、作業してるんで、このスペース開けておきたいんですが。。。」
と言うと、ワンボックス軽のおじさんは、運転席から助手席側の窓越しに想像もしないことをボソっと言い放った。
おじさん 「あけてあげよーか?」
A2「。。。。。。。。」
「え!?」という顔をしている私に、おじさんはもう一度同じことを言った。
おじさん「開けてあげよっか?ドア。」
A2「え、あ、えーっと、すいませんが、開けられるんですか?」
おじさん「その車ならすぐ開くよ、開けるだけでいいんだろ。」
この言葉を言われながら、私はおじさんの車の中を見ると、中にはなにやらいろいろな工具が満載されている、
瞬間的にこの人はプロだ!と思った。
おじさん「おれ、専門家だから(笑)」と言いながら車からそのおじさんが降りてきた。
A2「カギ屋さんなんですか?!いいですか!お願いして!」
おじさん「ああ、そうだよ。あけるだけならすぐだよ。開けたあとは知らないよ!」
このおじさんそんなことをいいながら、すでに車の後ろから工具をだし、何本かの針金工具をだし、
私の車の鍵穴にL字の工具を刺して、小さなライトで鍵穴を照らしながら、鼻歌まじりに作業を開始した。
作業を開始した。。。。。と思った瞬間、「ガシャ!」
。。。。え!!、
おじさん「はい!あいたよ!(ニコリ)これでいい?」
。。。。。え!。。。。開いた!。もう、開いた!。1分かかった???
まじーーーー!すげー!
ありがとーーーーございます!!!!!\(~o~)/
日産のお二人「え、すごい。。。。。」(あいた口が閉じてなかった)
おじさま(神様)「じゃー、ここに車停めていいよね。ちょっと急いでるから行くね。」
A2「ああ、あのー、お金払います。プロの方に開けていただいたので。」
おじさま(仏様)「あー、いらない、いらない、ほんといらないよ、お金なんて」
A2「え、あ、じゃー、お名刺かなにかいただけませんか?」
おじさま「うん名刺くらいならいいよ、はい、どうぞ」
そのおじさまからいただいた名刺には、「カギの専門店○○○○」の文字が。
都内で合鍵作成、カギの取り付け、カギの解錠などをやっている本職中の本職の人だった。
おじさまはスーパーマンのよう現れ、スーパーマンのように去って行った。。。。。。
カギが開かなく困っているところに、カギを開けるプロの人が現れ、一瞬で解錠し、去って行った。
信じられないことが起きた。。。。ただただびっくり。
その後、ドアが開いた車にディーラーの超優秀な若手エンジニアが乗り込み。持ち込んだ専用コンピューターを使って、スペアーのイモビライザーをその場で臨時作成。
なんと、エンジンがかかりました!
すぐに駐車場を出て、なななななんと、間一髪!駐車料金が1400円で済んでしまったのです!!!
なんというラッキーなんでしょ!
あくまで、臨時の処置なので車はそのままその日は、日産の人たちがディーラーまで乗って行きました。
もちろん、次の日には正式にイモビ設定されたカギとともに家まで車が戻ってきました。
JAFや日産の人や謎のカギ職人おじさんに助けられ、2日間にわたり大騒ぎした騒動は1400円の出費だけで、無事に解決しました。
もちろん、名刺をいただいた、カギ職人のおじさまには、後日お礼をいたしました。
めでたしめでたし。
ところで、スーツ姿の年配の方。何しに来たんだ??(笑)